今回は
動画師のみならず、
ボカロオリジナルPVや
うたってみたでも使える、ロイヤリティーフリー(著作権フリー)の動画素材・映像素材について紹介したいと思います。
>前回の記事「動画師のソフトは?動画制作フリーソフトと高性能ソフト」動画を作る際、花びらが散るシーン、羽根が舞い上がるモーション、流れるような光のアニメーション等を1から作っていくのは非常に手間です。
また、それらを作るにあたっては、それなりのスキルや時間を必要とするものもあります。
そんな時に役に立つのがロイヤリティーフリーの動画素材・映像素材です。
ところで、ロイヤリティーフリーとはどういう意味でしょうか?
ロイヤリティフリーとは、事前に取り決められた使用許諾範囲内であれば、知的所有権に関する追加の使用料(ロイヤルティー)の発生が免除されている著作物や技術のこと。
の事です。
今回の記事と絡めて分かりやすく説明すると、
- 素材を使用する際に使用料を払う必要が無い。
- 素材を使用して作った作品をインターネット上で公開しても問題ない。
- 素材を使用して作ったオリジナルPVを販売するのも基本的に問題ない。
- クレジットの表記も必要ない。
- 著作権は放棄はしていないので、素材そのものや素材を改変しての2次配布は禁止。
となります。
僕も実はロイヤリティーフリーの動画素材をオリジナルPVに結構使っています。
そのまま使うと、
知っている人にはバレてしまうので他の方の動画と被ってしまうため、色味を変えたり、向きを変えたり、再生速度を変えたりして使っています。
それでは早速、動画素材・映像素材集を紹介していきます。
まるごとFREEで使える動画素材123 neo
こちらはその名の通り、123個の動画素材が2層式DVD1枚に入った動画素材集になります。
映像は960×540Pixelsの16:9ワイドスクリーンに対応したMP4フォーマットと、720×480Pixelsの4:3に対応したAVIフォーマットがそれぞれ収録されています。
素材の種類がカテゴリ別に分けられており、
- サイバー・スペース
- ワールド・ビジネス
- プレイ・ミュージック
- ビート・リズム
- 閃光・キラキラ
- 浮遊・ひらひら
- 自然・ランドスケープ
- 雑踏・ストリート
- 背景・パターン
- 切替・モノクローム
と、わかりやすくまとまっています。
動画ファイルをいちいち開かなくても、フルカラーの動画素材一覧が本書に載っているので、使いたい素材を検索しやすいのも嬉しいポイントです。
さらに親切なのが、「ボカロPVアイデア&テクニック」というページが冒頭に用意されており、
- AfterEffectsの基本的な操作
- ニコニコ動画やYouTubeへの動画投稿の仕方
- 動画素材の合成の仕方や色の変更方法
- トランシジョン(画面切り替え)の動画使用方法
など、これから動画師を目指したい方へは嬉しい内容が書いてあるのも好評価です。
紹介ムービーがありましたので、参考にするといいでしょう。
まるごとFREEでつかえる 動画素材123 NEO フルHDサイズ+α ムービー素材集
こちらは、2層式DVDが4枚組の大ボリュームのムービー素材集です。
収録動画素材は105入っているのですが、高画質な1920×1080PixelsのMOV(QT=クイックタイム形式)と1280×720PixelsのMP4フォーマットで収録されています。
嬉しい事に、高画質な1920×1080PixelsのQT形式のファイルはアルファチャンネル(画像透過情報)を持てる為、不必要な背景黒ベタ等を排除した動画素材として合成できるので、重ねた動画の色味が変わってしまったり、わざわざ不必要な部分の抜き取り作業をしなくても良いというメリットがあります。
収録内容は…
- 宇宙系
- パーティー系
- 浮遊系
- 光・光線・キラキラ系
- 空・海等の自然系
- Popアート系
等が入っています。
こちらもフルカラーの動画素材一覧が本に収録順に載っている為、素材を検索しやすい作りになっています。
この素材集の映像素材は解像度も高く、オリジナル動画に組み込む際、拡大して使っても画質が落ちないのというメリットもあります。
また、動画とキャラクターイラストを合成した、イメージ画も収録してあるので使い方の参考になります。
こちらも紹介ムービーがありましたので、参考にするといいでしょう。
フルHDサイズ+αムービー素材集
HD映像素材集
こちらは200個の動画素材が2層式DVD1枚に収録されている映像素材集になります。
1280×720Pixelsの16:9に対応したWMV形式とMOV(QT=クイックタイム形式)でそれぞれ収録されています。
今回紹介する映像素材集の中では一番収録素材数が多いものです。
こちらも収録素材ががカテゴリ別にフォルダに分けられており、
- analog(アナログ)
- background(背景)
- business(ビジネス)
- CG-variety(CGバラエティ)
- club(クラブ)
- digital-fx(デジタルFX)
- electro(エレクトロ)
- family(ファミリー)
- fire&smoke(火と煙)
- item(アイテム)
- lightline(光線)
- nature(自然)
- night(夜)
- party(パーティー)
- pop(ポップ)
- psychedelic(サイケデリック)
- scene(シーン)
- season(季節)
- sky&wataer(空と水)
- speed (スピード)
と、非常に多くの素材を網羅しています。
こちらもフルカラーの動画素材内容がフォルダ順に載っているので、映像素材を探しやすい構成になっています。
また、このHD素材集は前述した通り、WMV(ウィンドウズ・メディア・ビデオ)形式のファイルを収録しています。
前回の記事で紹介した動画編集フリーソフト「Windows (Live) ムービーメーカー」のファイル形式をサポートしており、動画制作初心者の方向きに、Windows Live ムービーメーカーの使い方まで載せて下さっています。
内容としては、
- 動画素材を読み込んでアニメーションさせる方法
- 視覚効果の使い方
- 音楽の合成方法
- 素材の編集方法
- 素材のループ方法
- 文字入力の仕方
- 動画の書き出し方法
など、基本的な部分についてページを割いて説明されているのが好印象でした。
こちらも紹介ムービーがありましたので、参考にしてください。
HD映像素材集 無料で使える高品質ムービー(DVD-ROM付)
これらの動画素材・映像素材集はオリジナルPVを作成するうえで、非常に力になってくれるものです。
今回紹介した素材集以外にもまだまだ映像素材集はあるのですが、
いかんせん値が張るものが多いので、導入編と言う事で手ごろに入手できるものをチョイスしました。
次回はボカロP・歌い手・動画師にそれぞれ共通するアイテム「ヘッドフォン」について記事を書きたいと思います。
<
前回の記事を読む>
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