また、DTMをする人や、ボカロPを目指している方にも非常におすすめできるので、オーディオインターフェイスの導入を検討している方にも参考になりそうな情報をお伝えしたいと思います。
オーディオインターフェイスとは
オーディオインターフェイスとは、パソコンにUSBやFireWire等のケーブルで接続し、音の出入り口になる機器のことです。
オーディオインターフェイスを導入するメリットは、なんと言っても録音や再生能力が非常に優れていることが挙げられます。
24-bit / 192 kHz対応で
非常にクリアで高音質で録音でき、再生も原音を忠実に表現できます。
また、有名な歌い手さんが使っている高品質なマイクを接続する場合にもオーディオインターフェイスが無いと使うことが出来ないので、
高性能なマイクを使いたい場合もオーディオインターフェイスは必須と言えます。
>関連記事「人気歌い手が使っている有名な高性能マイクまとめ」録音はマイク以外にもギター・ベース等の楽器から直接接続し録音が出来る代物です。
同時に出力も多く備えており、ヘッドホンで使われているステレオフォーンプラグ(TRSとも言います)やスピーカに接続するRCAケーブルの端子等に対応します。(製品によります)
もちろん、モニターヘッドホンやモニタースピーカーも接続して使うことが出来ます。
接続方法は非常に簡単で、パソコンにUSBケーブルなどで接続するだけなので、比較的導入しやすい機器とも言えるでしょう。
録音する時の助けとなる、レベルメーター(適切な音量で録音するための指標)を備えているものも多いです。
録音した後に聴いたら「音が割れてる=ブツブツっと鳴る)」っとなる事を事前に回避することも出来るので、歌い手の方には非常に重宝する存在となるでしょう。
その為、多くのボカロPや歌い手さんが使用しております。
加えて、多くの場合はDAWソフト(=デジタル・オーディオ・ワークステーション)がバンドルされており、オーディオインターフェイスを購入すると、すぐに楽曲制作が出来るようになっています。
このDAWソフトこそが、歌ってみたの音源にリバーブ等のエフェクトや、音圧を上げる為の作業をする土台となるサウンド編集ソフトなのです。
こうした
DAWソフトが一緒に手に入るという事も、多くの歌い手さんがオーディオインターフェイスを導入する理由のひとつとなっているようです。
おすすめのオーディオインターフェイス
それでは早速、DAWも付属してくるお得なオーディオインターフェイスを紹介していきましょう。
歌い手さん以外にもボカロPさんやDTMをする方にも非常にお得感が強いので、オーディオインターフェイスの導入を検討している方は要チェックです。
Steinberg UR22
Steinberg UR22
おすすめ度:★★★★★
- 商品情報:Steinberg
- 付属DAW:Cubase AI6 →無償でAI7へアップデートできます。
- 対応OS:Windows、MacOS
- 入力端子:フォーンプラグ、XLR(=キャノンプラグ)
- 出力端子:ヘッドホン出力(フォーンプラグ)、スピーカー出力(フォーンプラグ)
- 接続方法:USB
※XLRは、一般的なマイクに使われている端子です。
このSteinberg UR22は、24-bit / 192 kHz に対応しており、原音を忠実に録音することができます。
音の解像度が非常に高く、音の奥行きをも再生できるほどです。
Steinbergは歌い手の方にはあまり馴染みがないかもしれませんが、YAMAHAの子会社です。
YAMAHAが誇るClass A マイクプリアンプ D-PRE を2基搭載しているため、音質は業界トップの水準となっているのが最大のメリット。
また、持ち運びも想定した小型で頑丈なメタルボディを採用しているので、ノートパソコンと合せて自宅の外でも録音できるのが嬉しいですね。
電源はUSBからのバスパワーで駆動し電源ケーブルも不要。+48Vファンタム電源が使えるので、高品質マイクも接続可能。
一時、コンデンサーマイク接続時にノイズが乗る不具合があったようですが、無償修理対応もあり、アフターサポートも万全。
付属している「
Cubase AI7」は、現在、全世界で圧倒的なシェアを誇るDAW(デジタルオーディオワークステーション) 「Cubase」の機能限定版です。
機能限定版って言っても、28種類のエフェクトや180種類以上の音色を持つマルチ音源が付き、32のオーディオトラックを使用できる製品なので、歌ってみたをするには機能が余るぐらいのポテンシャルを持っています。
オーディオインターフェイスに、これだけ高性能なDAWがついてくるのは破格でしょう。
歌い手だけでなく、ボカロPにも非常におすすめできる製品だと思います。
プロモーションビデオはこちら
Steinberg UR22
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サウンドハウス
Roland DUO-CAPTURE EX UA-22
DUO-CAPTURE EX UA-22
おすすめ度:★★★★★
- 商品情報:Roland
- 付属ソフト:SONAR X1 LE
- 対応OS:Windows
- 入力端子:フォーンプラグ、XLR(=キャノンプラグ)
- 出力端子:ヘッドホン出力(フォーンプラグ)、スピーカー出力(フォーンプラグ)
- 接続方法:USB
Rolandはお馴染みのメーカーですね。
Rolamd直系の高音質マイク・プリアンプ「VS PREAMP」を2系統搭載しています。
堅牢なアルミボディーを採用し、ノイズ混入を抑えたクリアな録音が可能です。
こちらもUSBバスパワーで駆動し+48Vファンタム電源が使用可能であり、高品位なコンデンサーマイクも外出先で使う事ができます。
付属している「SONAR X1 LE」は、「Cubase」と同じくDAWで有名な「SONAR X1」の機能限定版です。
こちらも機能限定版ですが機能は充実しており、10種類のエフェクトや150種類以上の音色を持つマルチ音源、ドラムセット、シンセサイザー等が付き、オーディオトラックも複数扱える製品です。
こちらはWindowsのみの対応となっています。
SONAR X1 LEから、X2 LEにバージョンアップできないのがちょっと残念。
とは言え、歌ってみたをするには十分すぎる録音再生機能なので、こちらも非常におすすめできる製品です。
プロモーションビデオはこちら(英語)
Roland DUO-CAPTURE EX UA-22
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サウンドハウス
Focusrite Scarlett 2i2
Scarlett 2i2
おすすめ度:★★★★★
- 商品情報:ハイリゾリューション
- 付属ソフト:Ableton Live Lite 9
- 対応OS:Windows、MacOS
- 入力端子:フォーンプラグ、XLR(=キャノンプラグ)
- 出力端子:ヘッドホン出力(フォーンプラグ)、スピーカー出力(フォーンプラグ)
- 接続方法:USB
Focusriteはあまり聞きなれないメーカーかもしれませんね。
マイクのプリアンプ(入力された音信号を増幅するところ)に定評のあるメーカーで、様々な賞を受賞した最高品質のプリアンプが、このオーディオインターフェイスでも使われているんです。
その為、Focusrite製品はプロスタジオでも使われているんですね。
当然のことながら+48Vファンタム電源対応で、電源もUSBバスパワーで動きます。
入力されたオーディオがクリップしたかどうかがカラーLEDで知らせてくれるので、視認性も抜群です。
そして何より、見た目が美しいです。
真っ赤なヘアライン仕上げのボディは、“その気にさせる”仕上がりで、僕も愛用しています。
付属するAbleton Live Lite 9 も有名な「Ableton Live」(エイブルトンライヴ)の機能限定版です。
こちらは付属音源やエフェクトは上記2に比べると少ないですが、これとは別に、Focusriteが専用設計したScarlettプラグインが付属。
イコライザー、コンプレッサー、ゲート、リバーブ 等のエフェクトが付属しており、歌ってみたの調整・Mixにも役立てることが出来ます。
Ableton Live Liteを使って歌ってみたを作る記事があるので、参考にして頂ければ幸いです。
>関連記事「Ableton Live Liteで歌ってみたを作る方法」プロモーションビデオはこちら
Focusrite Scarlett 2i2
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サウンドハウス
PreSonus AudioBox 22VSL
AudioBox 22VSL
おすすめ度:★★★★☆
- 商品情報:PreSonus
- 付属ソフト:Studio One Artist 2
- 対応OS:Windows、MacOS
- 入力端子:フォーンプラグ、XLR(=キャノンプラグ)
- 出力端子:背面ヘッドホン出力(フォーンプラグ)、スピーカー出力(フォーンプラグ)
- 接続方法:USB
PreSonusはStudio OneというDAWソフトで有名になったメーカですね。
過去の記事で初音ミク_V3を取り上げた際に、Studio One Artist Piapro editionというDAWが付属するのでお得ですとお伝えしたStudio Oneです。
そんなPreSonusのオーディオインターフェイスも当然高性能。
24bit / 96kHzの高サンプリングレート、Class Aのプリアンプを搭載し、+48Vファンタム電源も完備。
ハイボルテージの内部回路を使用する為、余裕のあるヘッドルームを作り上げています。
前回の記事でStudio One free について紹介しましたが、こちらのAudioBoxには有償版の製品(通常10,000円近くするもの)がそのまま付属してくるので、お買い得感が非常に強いですね。
勿論、エフェクトも26種類付属、音源もふんだんに入っているので、ボカロ買ったらボカロPが出来るんじゃないかってぐらいの充実した内容です。
その分、他の製品に比べて若干価格が上がっていますが、本格的にDTMやMixをされたい方にはおすすめできる製品ですね。
プロモーションビデオはこちら
PreSonus AudioBox 22VSL
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サウンドハウス
まとめ
おすすめのオーディオインターフェイスの4機種は如何だったでしょうか?
今回紹介したものは、出来るだけコストパフォーマンスに優れた製品をピックアップしてみました。
最後にまとめとして、オーディオインターフェイスのメリットについて振り返っておきましょう。
オーディオインターフェイスのメリット
- 高音質で録音・再生が出来るので、曲のクオリティが上がる
- XLR端子を備えており、高音質なマイクが接続できるので、音質が改善する
- 高性能なDAWソフトが付属しているので、高サンプリングレートで録音が出来る
- DAWを使う事で、様々なエフェクトを使用することが出来る
- ノートパソコンなどと併用して、自宅以外でも高音質な録音が出来る
歌ってみたのクオリティを上げたい方、今の音質に満足できてない方、Mixも楽しみたい方、高音質のマイクを使ってみたい方。
これらのニーズは全てオーディオインターフェイスを導入することで解決できると言えます。
オーディオインターフェイスは、あなたの曲のクオリティー向上に一役買うのは間違いないでしょう。
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