ASUS Zen AiOとは
今回お借りしたのは
ASUS(エイスース)の
液晶一体型パソコンZen AiO Z240ICというものです。
※ASUS JAPAN様からZen AiO。箱の大きさを見る為CDを片隅に置いて撮影。ASUSと聞くと、パソコンに詳しい人なら「おや?」と思うかもしれませんが、
グラフィックボード(ビデオボード)や
マザーボードで有名なあのASUSです。
ASUSはグラフィックボードやマザーボード以外にも、スマートフォンやタブレット、ノートPC等にも力を入れており多くの製品をリリースしていますが、この
液晶一体型パソコンZen AiO Z240ICもその一つです。
4Kディスプレイが美しい
お借りしたハイエンドモデルのZen AiO Z240ICは、
23.8型高精細4Kディスプレイとなっています。
通常のディスプレイは1920×1080px(Full HD)なのに対し、4Kディスプレイは3840×2160px(Ultra HD)で、非常に解像度が高いのが特徴です。
※画面はグレア加工で発色も良く美しい私自身、4Kディスプレイは初めてでしたが、実際に見ると本当に画面が美しい。
4Kになると文字など小さくなって読みづらくなるのでは…なんて思っていましたが、実際見てみると、文字は小さくなっておらず、問題ありませんでした。(起動するアプリケーションによっては文字が小さくなります)
4Kであるという事はグラフィック、主に
画像編集やCG制作といったクリエイティブな作業に向いていると言えますね。
残念ながら外付け光学ドライブを持ち合わせていなかったので、Adobe AfterEffectsやPhotoshopなどをインストールして使うことが出来なかったのですが、画面の情報量が4倍になるので、作業効率も上がりそうだと感じました。
高性能なCPUとGPUが搭載されている
Zen AiO Z240ICの素晴らしいところは高精細4Kディスプレイだけではありません。
CPUはターボブースト時に3.6GHzで動作する4コア8スレッドの
第6世代インテル® Core™ i7-6700Tプロセッサーを積んでおり、ハイアマチュア層の使用にも耐えれる性能を備えています。
さらに、液晶一体型パソコンとしては珍しく、
NVIDIA® GeForce GTX960Mという
GPUが搭載されている所が大きなポイントだと思います。
GPUが搭載されることにより、画像処理をCPUだけでなくGPUにも行わせることが出来るので、動画・画像編集処理が効率よく行われることになります。
結果として描画速度の向上が望めるので、Zen AiO Z240ICは
本当にクリエイティブ指向なパソコンだと再認識しました。
折角なので、3Dベンチマークテストで有名な
3DMARKでスコアを計測してみました。
SCOREはP5701と、まずまずの結果でした。
一昔前のハイエンドグラフィックボード並みの性能と言ったところでしょうか。
それなりの性能を有しているので、動画編集やCG制作といった作業も快適に行えそうです。
写真編集などであれば充分すぎる性能と言えそうですね。
アルミ削り出しの洗練されたデザイン
性能については申し分ないZen AiO Z240ICですが、個人的には本体のデザインが一番魅力的でした。
1枚のアルミ板から削り出された本体はヘアライン加工されており、金属の持つ美しい輝きを放っていました。
カラーはリビングにもなじみやすいシャンパンゴールドといった感じでクセが無く、インテリアのような外観を持っています。
※ASUS JAPANのホームページより※全体にヘアライン加工がされていて美しい外観本体は約7.3kgと割と重めですが、逆に重さがある方が安定しますので、丁度いいのではないかと感じました。
23.8型4kワイドのディスプレイは-5°~25°で画面の角度が変えられるので、どこに置いても使い易いと思います。
キーボードやマウスもワイヤレスの物が同梱されており、デザインも統一されていて一体感がありました。
※付属するキーボードとマウスはワイヤレス※本体と統一されたデザインで調和がとれている画像ではわかりづらいのですが、ディスプレイ前面には
92万画素のWebカメラとマイクも内蔵されています。
背面インターフェイスには
- USB 3.1×1
- USB 3.0×4
- USB 2.0×1
- HDMI出力×2
- ヘッドホン端子×1
- マイク端子×1
- SDカードリーダー×1
が備わっていました。
※最新のUSB3.1も備えた背面インターフェイスHDMI端子の出力が2つ装備されており、GPUも組み込まれているので2画面化、3画面化して作業効率を向上される使い方…なんてことも可能の様です。
もちろん、LANポートも備わっているのでインターネットにつなぐことも出来ますし、無線LANが使えるので、ワイヤレスでインターネットに接続することも出来ます。
Cドライブは1TBのHDD、メインメモリは8GBを搭載
Zen AiO Z240ICのOSは
Windows10 Home 64bitと最新のOSを積んでいます。
HDDについては容量が1TB、メインメモリは8GBを搭載しています。
HDDやメモリは知識のある方でしたら交換可能のようですが、メーカーサポートの対象外となるそうなので注意が必要そうです。
折角なので、
Crystal Disk Mark(Shizuku Edition)でHDDのベンチマークを測ってみました。
※Crystal Disk Mark(Shizuku Edition)での結果シーケンシャルRead、Writeともに100まで届かなかったのですが、普段使用する分には遅くて困るという事はないかと思います。
例えば、動画素材を内蔵HDDに保存して、それをAdobe AfterEffectに読み込んで使うとしても、読み込み時間はそこまで気にならないと思います。
筆者の使用しているパソコンの起動ディスクはSSDなので、CドライブがHDDであるZen AiO Z240ICは体感的には起動に時間がかかる印象を受けましたが、2分前後で起動するので遅くはないと思います。
でもせっかく良い一体型パソコンなので、個人的にはCドライブはSSDでも良かったかなぁ、といった感想です。
どちらかと言うと、メインメモリが8GBと少ないので、Adobe After Effectなどで動画制作する際はコンポジションを細かく分けてプリレンダリングを上手に活用して作業する必要がありそうです。
まとめと総評
一体型パソコンと聞くと、ファミリー向けやライトユーザー向きのものを想像してしまっていた筆者ですが、今回お借りした
ASUS Zen AiO Z240IC はまさにハイアマチュア向けと言う印象です。
- 23.8型ワイド4KディスプレイにPCが内蔵された一体型パソコン(いわゆるiMacのような形)で場所を取らず、非常にスマート。
- CPUはIntel Core i7-6700T(定格2.8GHz)で動作は快適。
- NVIDIA GeForce GTX960MというGPUが内蔵されていて、動画編集やCG制作を強力にサポート。
これだけでも充分価値のある製品なのですが、アルミ削り出しヘアライン仕上げの美しいボディで、中身だけではなく見た目も完成度が高く、高級感を演出しています。
DTM用途でも使用できると思いますが、どちらかと言うとグラフィック系の
クリエイティブPCにしたい1台ですね。
最後に、製品紹介動画がありましたので貼っておきます。
※音が出ますのでご注意ください。いかがだったでしょうか?動画でみるとアルミ削り出しの質感も伝わりやすいかと思います。
そろそろ新しいパソコンに買い替えたいけど、BTOパソコンや自作パソコンには手を出し難い…という方にはこういった製品も良いかと思います。
今回お借りしたのはZen AiO Z240ICという上位機種でして、その他のモデルとしてZen AiO Z220シリーズがあります。
こちらはCPUがIntel core i5で、ディスプレイも4KではくHD(1920px×1080px)ですので紹介は省きますが、Zen AiOのデザインに惚れた方や、ある程度コストを抑えたい方には良いかもしれません。
■関連リンク
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