iTrack Pocketとは
iTrack Pocketとはロンドンの高級音響機器メーカー
Focusriteがリリースした、
簡単にiPhoneで高音質ミュージックビデオを製作できる画期的なポータブルデバイスです。
このiTrack Pocketは、ステレオマイクとモノラルインプットを備えたドック型オーディオインターフェイスと、アンプシュミレーターや簡易マスタリングが可能な
Impact by Focusriteというアプリを組み合わせて使うことで、簡単に高音質な演奏動画が作れるようになっています。
※iPhoneで簡単に演奏してみた動画が作れるまずハードウェアの部分ですが、iPhoneを置ける台座型のオーディオインターフェイスの前面のメッシュ状の部分は一見スピーカーに見えますが、実はここが
ステレオマイクになっています。
ボーカルやアコースティック楽器の音は、この前面の
コンデンサーマイクが拾ってくれます。
そして向かって右側の側面には、エレキギターやエレキベースなどの
シールドが直接させるモノラルイン端子が備わっています。
※MONSTER CABLE等のシールドが直接接続できるエレキギターを演奏を録音すると同時に、マイクでボーカルの録音も出来るようになっています。
Impact by Focusriteというアプリの設定をすることで、
- Stereo Mic Mode(マイク録音のみ)
- Guitar + Mic Mode(マイクとラインの同時録音)
- Guitar Mode(ライン入力の録音のみ)
と録音方法が選択できるので、単純に演奏動画だけ録画するならGuitar Modeにすると良いでしょう。
画像を見て気づいた方もいるかもしれませんが、Guitar Modeと言ってもエレキギターしか接続できないわけでは無いようです。
僕のようにエレキベースを接続することも出来るので、ギター以外の楽器の演奏も録音できますよ。
iTrack Pocketの左側面には
入力LEVELを調整するダイヤルがついており、マイクやラインインの録音レベルを調整できるようになっています。
※入力レベルが調整できるちなみに、電源はiPhoneからの供給だけで駆動するので、
電源ケーブルを別途接続する必要はありません。
iTrack PocketとiPhoneの接続は付属する
Lightningケーブルで接続するだけです。
※電源不要で接続も簡単公式ホームページではiPhone 5、iPhone 5C、iPhone 5Sに対応と書かれていますが、Lightningケーブルを接続できるiOSタブレットであれば接続は可能なようです。
僕の
iPhone 6も問題なく接続でき、動作しています。
Impactアプリと連携させることで本領発揮
ここまではハードウェアの説明になりましたが、このiTrack Pocketは
Impact by Focusriteという
無料アプリと同時に使うことで本来の性能を生かすことが出来ます。
※Impact By FocusriteのスクリーンショットこのImpactという無料アプリは
ギターアンプシュミレーターや
簡易マスタリングも可能となっており、ただのレコーディングアプリとは一味違います。
また、数回のタップで
YouTubeのアップロードまで出来てしまう優れものなんです。
上の画像のスクリーンショット左側をご覧いただくとわかるとおり
レベルメーターが表示されているので、適切な音量で録音できているか、クリップしていないかが録音中も一目で分かるようになっています。
ギターアンプシュミレーターを搭載
Impactには、3種類のギターアンプをモデリングしたアンプシュミが搭載されており、
Twin、Brit、V-ACの中から選んで、音作りを楽しむことが出来ます。
※画像はアンプシュミ「V-AC」それぞれ、
Driveや
Reverbの調整が出来るようになっているので、音作りを楽しむことも出来ちゃいます。
ここで設定した音で録音されるので、録音後にエフェクトを変更することはできません。
じっくり音作りしてから録音に挑むと良いでしょう。
動画撮影はiPhoneの内側カメラを使うので、撮影時は左右が反転した状態になります。
上の画像ではレフティーに見えますが、僕は右利きです。
動画を撮影後のプレビュー時には、適切な向きで録画されていますので安心してください。
簡易マスタリングが出来る
動画を撮影し終わったら
簡易マスタリングが行えるようになります。
※画像はGuitar + Vocalセッティングの簡易マスタリング画面簡易マスタリング画面では、
Enhance、
Compressの調整が行えるほか、あらかじめ用意されている5種類のモードを選ぶことによって、曲に合わせたエフェクトを使うことが出来ます。
具体的には
- Acoustic Guitar(Small Room、Big Room、Chorus、Echo)
- Guitar + Vocal(Small Room、Medium Room、Big Room)
- Electric Guitar(Small Room、Echo、Large Room、Large Echo)
- Female Vocal(Doubler、Huge Chorus、Big Room)
- Male Vocal(Doubler、Huge Chorus、Big Room)
となっており、モードによって使えるエフェクトが違うのです。
最終的には耳で聞いて良ければいいので、色々と試してみるのがいいと思います。
動画のトリミング機能を搭載
納得いく音質になったら、動画をアップロード…といきたいところですが、実際に録画すると分かるのですが、録画のスタート・ストップはiPhoneの画面にタッチしなければなりません。
要するに、動画の最初と終わりに自分が録画ボタンを押しに行く姿といった不要な場面まで録画されています。
そんなときに役立つのが、
動画のトリミング機能。
動画の始まりと終わりの不要な部分をカットしてあげることが出来ます。
※画面上部のバーで必要ない部分をカットする
簡単に動画をアップロード
簡易マスタリングして、動画のトリミングも出来たら
SAVEボタンを押して保存しましょう。
上書きと、別にして保存が選べるので、後からトリミングと簡易マスタリングを変更することも出来ます。
完成した演奏してみた動画はYouTubeに簡単にアップロードすることが出来ます。
Save Videoを選択すれば、動画をiPhone内に保存して「写真」からいつでも観る事ができます。
iPhone標準ブラウザの
Safariから
ニコニコ動画へログインすれば、先ほど保存した動画を
直接アップロード出来ます。(
プレミアム会員の必要があります)
動画形式は
.MOVなので、自宅のPCに取り込んでからアップロードすることも出来ますよ。
まとめ
iPhoneで演奏してみた動画を簡単に作れるiTrack Pocketについて紹介させて頂きました。
iPhoneに接続するだけで高音質ミュージックビデオが作成できるので、演奏してみたを作りたい人にはまさにピッタリの製品と言えるでしょう。
iTrack Pocketの紹介ムービーがありましたので、最後に紹介しておきます。
いかがでしたか?
ちなみに、iTrack Pocketは単純に
iOS用のオーディオインターフェイスとしても動作するので、他のアプリで録音するのにも使えます。
そう考えると、演奏してみた動画以外でも使い道は沢山ありそうですね。
■iTrack Pocketの動作環境
対応デバイス:Lightning端子を備えたiPhone 5以降
対応OS:iOS7以降
iTrack Pocket
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サウンドハウス
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