VOCALOID3 Chikaとは
VOCALOID3 Chikaとは、Megpoidやがくっぽいど等の様々なVOCALOID Libraryを発売する
インターネットの最新ボカロです。
発売日は2014年10月16日(木)で、今回もインターネット製品を持っている方には
優待販売があるようです。
いずれもパッケージ版とダウンロード版の販売があり、ダウンロード版の方が価格は低めに設定されています。
さて、今回発売されるのVOCALOID3 Chikaは男女7人組のスーパーパフォーマンスグループ、
AAA(トリプル・エー)のメンバーである
伊藤千晃さんの声を基に作られました。
伊藤千晃さんと言えば、AAAの活動以外でも雑誌等でモデルを務める他、TV・映画にも出演し、ご本人自らプロデュースする美容グッズを市場展開するなど、多方面で活躍していますね。
伊藤千晃さんのブログ
>>「AAA伊藤千晃の美食音(bijyo)Diary」伊藤千晃さんの起用とボカロのパッケージを見て思ったのですが、女性をターゲットにした、新しい切り口のVOCALOIDなのかと思います。
VOCALOID3 Chikaの歌声は?
伊藤千晃さんの声を基に作られたボカロChikaですが、歌声ライブラリーの制作もかなり力を入れているようです。
インターネットの村上社長はTwitter上で
“従来の4倍程度のトライフォンを追加し、当社日本語DBの中では一番大きいDBになります。”
と語っており、データベース作成にもかなり力を入れて作られたボカロであることが伺えます。
インターネットの公式ページでも、
- 低音から高音まで幅広い音域
- しっかりとした歌声の中にもかわいさが溢れる歌声ライブラリ
と謳っており、従来の約2倍の音素を収録しているとのことで、今まで以上により自然でリアルに歌わせることが可能とのことなので、期待が高まりますね。
それでは早速、ぺぺろんPのデモソングを視聴してみましょう。
【VOCALOID3 Chika デモソング】 エト・セトラ
ぺぺろんPが調整していることもあるのか、本当に自然に歌っていますね。
インターネットのボカロはクセが強いものが多い印象ですが、先日同社からリリースされたkokoneなど、最近はナチュラルに歌うボカロも多く作られているので、このChikaの期待値もあがります。
調整を行ったぺぺろんPも同様に、
Chikaは、クセが少なく、万能な女声ライブラリです。他のライブラリを使っていた人にはもちろん、初めてVOCALOIDを使用する人にも違和感なく使えると思います。
様々な曲調に対応できそうな声だったので、今回のデモソングではクールさとポップさが混在したような楽曲を歌わせてみました。中音域の声がとても自然で魅力的だと思ったので、D3~G3あたりの音域を中心にしたメロディに仕上げています。素直な感じを出したいときは、音域を上げすぎないようにするといいと思います。
A4~あたりの高めの音域では、ハスキーさが加わり、鋭い感じの声に変わります。ロックなど激しい音楽では高めの音域を使っていくのも手だと思います。子音の長さは全体的に短めで、細かくキビキビとしたメロディに対応がしやすいです。反対に、バラードのようにたっぷり歌ってほしい曲のときは、ベロシティ(VEL)を大きめに下げていくといいと思います。
ぺぺろんPの公式HP
とコメントしており、扱いやすいことを前面に押し出しています。
ボカロは調教してナンボ…と考える人もいるかと思いますが、初めてボカロに触れる方や、ボカロの調整が苦手な方にとっては、素打ちでもある程度上手に歌ってくれるライブラリというのは非常にありがたいものですよね。
VOCALOID3 Chikaの基本性能
ここで気になるChika基本性能について確認をしておきましょう。
公式サイトでは、
- 推奨音域:F2~D5
- 推奨テンポ:60~175BPM
となっています。
先ほどのデモソングでは中域をメインに使って歌っていますが、結構下の方からかなり上までカバーが出来るようなので、様々な楽曲に対応できるのだと思います。
推奨テンポもあくまでも参考値ですが、バラード等のゆったりした曲調からアップテンポの曲まで幅広く対応できるようなので、ボカロによる作曲の制限が少なくて済むのもポイントと言えそうです。
冒頭でもお伝えしましたが、VOCALOID3エンジンで歌声を従来より自然に繋ぎ合わせるトライフォンがこのChikaには多く搭載されているので、今までのインターネットのボカロに比べてデータベースも大きく、よりリアルに歌えるようになったのが特徴です。
今でこそ非常に多くのVOCALOID3 Libraryがリリースされており、ユーザーにとってはどのボカロを使うか悩む部分も多くあると思いますが、トライフォンを多く取り入れて自然に歌わせることが出来るボカロとして、Chikaを選ぶと言う選択肢はあると思います。
製品概要
VOCALOID3 Library Chika
- 参考価格 :10,800円(税別)
- 収録言語 :日本語
- 推奨音域 :F2~D5
- 推奨テンポ:60~175BPM
- 収録ライブラリ:1ライブラリ
- 発売日:2014年10月16日(木)
動作環境Windows- OS:Windows 8.1, Windows 8, Windows 7(32/64bit)
※64bit版Windows 8.1/8/7では32bit互換モード(WOW64)
- CPU:Intel/AMD Dual Core CPU以上
- RAM:2GB以上
- HDD:2GB以上の空き
もちろんVOCALOID Editor for Cubaseを使用すれば、Mac環境でも動作可能です。
※Macは、DAWがCubase7以上のDAWが必要。購入特典
■ミックス専用ソフト「OPUS Express for Windows」
作成したボーカルパートを手軽にミックスできるソフトが付属。
リバーブ、コーラス、イコライザ、センターキャンセラー、タイムコンプレッションなど、各種エフェクトが収録されています。
簡単な音の作りこみや調整も可能。
公式HPでユーザー登録者後、ホームページからダウンロード。
■VSTエフェクトプラグイン「FormantShift VST(Windows版)」
リアルタイムにフォルマントをコントロールし、ボーカルの声質や楽器音のキャラクターを変更できるプラグイン。
VSTプラグイン対応のDAWソフトで使用可能。
さらに初回限定版には、女の子に嬉しい(?)2種類の紙ケース付きのあぶらとり紙を同梱されているようです。
あぶらとり紙…ですか。まぁオマケとして考えましょう。
もしかしたら、伊藤千晃さんの新しいコスメ製品だったりして。
まとめ
AAA(トリプル・エー)のメンバーである伊藤千晃さんの声を基に作られたVOCALOID3 Chikaについて紹介しました。
トライフォンをふんだんに取り入れたライブラリは、今までのインターネット製ボカロに比べてもデータベースが大きく、滑らかに歌い上げることが出来るボカロとなっていました。
その分、調声が苦手なボカロPさんや、初めてボカロに触る人にとっても扱いやすいのがポイントと言えそうです。
貴方の楽曲をAAAの伊藤千晃さんが歌ってくれる楽しいボカロとして、興味がある方は使ってみると良いのではないでしょうか?
■関連リンク
株式会社インターネットHPAAA伊藤千晃の美食音(bijyo)DiaryM-tone
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この記事とはあまり関係性はないのですが、ご存知でしたらご教示ください。
現在、Ableton Liveを使用しているのですが、VOCALOIDTM3 Editorをプラグインのような形で認識させ、Ableton Live上で操作することは可能でしょうか?
また、プラグインのような形で利用ができない場合、何か連携させるような方法、仕組みはありますでしょうか?
記事を読ませて頂き、お詳しい方かと思い、急に失礼かと思いましたが質問させていただきました!