SampleTank 3とは
SampleTank 3とは、イタリアのIK Multimediaが開発した
DTM用の総合マルチ音源です。
ソフトウェア音源のみと思われがちですが、
2,000以上のMIDIパターン、
2,500ものループサウンド、
55種類の高品位エフェクトが備わった、まさにDTM用のトータルプロデュース音源と言うべきモンスターパッケージです。
その
ライブラリの総容量は33GB以上となり、
4,000以上の新しいインストゥルメントが含まれています。
※AcorsticDrums音源のひとつ jazz kit16チャンネルに対するエフェクトインサート、ミキシングが可能なMIDIプレイヤーとミキサーを統合した
Playインターフェイスを核として、分かりやすいグラフィカルな音色検索やサウンドエディット機能を搭載しました。
対応プラグイン規格は
となっており、Windows/Mac環境の
主要なDAWでプラグインとして追加して使用することが可能。
もちろんスタンドアローンとしても使う事が出来るようですよ。
また、今回のバージョンから
64bitに完全対応となり、逆に32bit環境では動作しなくなりました。
要するに、
OSもDAWも64bit版でないと使えないと言う事ですね。
SampleTank 3の全貌を余すことなく紹介しているプロモーションビデオがあるので、そちらも併せてチェックしておきましょう。
SampleTank 3のサウンド
SampleTank3にはその名にふさわしく、あらゆるジャンルの音源が詰まっています。
22種類にカテゴライズされた音源は、4,000種類、30GB以上にもなります。
ドラムやピアノ、ベースといった定番楽器から、ストリングスや管楽器、シンセサイザー、エスニック等々非常に幅広いジャンルをカバーしているのです。
SampleTank 3へのバージョンアップに伴い、これらの音音質サウンドの活かし切るためにも
サウンドエンジンは更に進化したものが搭載されています。
まずは
素早くサンプルをロードするソフトウェアエンジン。
音源の大容量化に伴い長くなりがちなロード時間と、
CPUへの負荷を減らした新しいエンジンが設計されました。
どんなに良い音源でも読み込みに時間がかかっては元も子もないですから、こうした改良はユーザーとしては非常に嬉しいですね。
また、アコースティック楽器の音色を忠実に再現させるために、「
ラウンドロビン」や「
アーティキュレーション」等の機能が追加されことで今まで以上に使いやすく、リアルなサウンドを演奏させることも可能となっています。
バイオリンであればサスティーンやスタッカート、ピカチートといった奏法(アーティキュレーション)が含まれ、同じ音を続けて演奏しても違うサンプリング音が再生され人間味のある演奏(ラウンドロビン)が出来ると言う事なんですね。
さらに、リサンプリング、ピッチシフト/タイムストレッチ、SampleTank独自のフォルマントを保持したままタイムストレッチが可能な
STRETCHといった機能が備わり、音質の劣化を抑えるのに一役買っているようです。
SampleTank 3のエフェクト
IK Multimediaと言えば、アンプシュミレーター「AmpliTube」や、マスタリングエフェクト「T-RackS」などの高品位エフェクトでも有名です。
これらの著名なアウトボードをモデリングしたラック型のエフェクト群は、ビジュアルにも凝って作られているので、DTMerの遊び心をくすぐりますね。
SampleTank 3では、AmpliTubeやT-RackSから選りすぐられた22のエフェクトを含む、
全55種類のエフェクトが統合されているのです。
※IK Multimedia製の高品位なエフェクトを使う事ができるこうしたエフェクトはSampleTank 3のミキサーで各トラックに5つずつインサートが出来るようになっています。
ミキサーには4つのエフェクトチャンネルがあり、さらにマスターチャンネルにもエフェクトがインサートが出来るので、使い方によってはひとつの音源に対して30までのエフェクトを使う事ができます。
さらにエフェクトには
プリセットも用意されているので、初心者の方でも扱いやすいのが嬉しい所ですね。
※SampleTank 3のMixページ音色が少ないプロジェクトであれば、SampleTank 3内でほとんどMix出来てしまうのではないかと言うぐらいの充実した内容になっていると思います。
ミキサー画面ではエフェクトのインサートの他、各ボリュームの設定やPANの振り分け、ソロ・ミュートなど一般的なDAWに近い感覚で扱えるようになっています。
SampleTank 3のサウンドメイク
SampleTank 3は、入力されたMIDIノートの情報を元にサンプリングされた音色を鳴らして演奏するタイプのソフトウェア音源です。
通常、サンプリングされた音源はプロのエンジニアによって、ソフトウェア音源として使いやすいように加工・編集がされますが、SampleTank 3では
Edit画面でこのあたりも調整し、オリジナルの音色を作り上げる事も可能になっています。
このEditページでは、フィルターやサンプルのピッチ、ベロシティー、エンベロープ、LFOなどの様々な項目を調整し直すことが出来るようになっているんですね。
新しい音色を作り上げるもよし、Mix時に埋もれないようにアタックタイム等を変更するのもいいかもしれません。
初心者の方にはとっつき難いかもしれませんが、「こういう事も出来る」と知っておくだけでも、後に役立つことがあると思いますよ。
まとめ
今回は、あなたのDTM環境を必ず良い方向へ導いてくれる、最新の総合マルチ音源「SampleTank 3」の機能と魅力を、ほんの一部だけ紹介させて頂きました。
大抵の音色はDAW付属の音源でカバーできますが、要は質の問題です。
せっかく作った楽曲も奏でる音源の音質が安っぽかったり、聴いただけで「あのDAWの音だ」と分かってしまうようでは曲のクオリティーも下がってしまいますよね。
SampleTank 3はエフェクトも豊富で、さらに音色のEditも可能であるため、手に取ったあなたに必ず高音質なサウンドとオリジナリティを加えてくれるでしょう。
手持ちの音源に少しでも不満があるようでしたら、このSampleTank 3を試してみてはいかがでしょうか?
それではSampleTank 3の情報についてまとめておきましょう。
SampleTank 3の特徴
- 総容量33GB
- 4,000以上のインストゥルメント
- 2,500以上のリズムループ
- 2,000以上のMIDIパターン
- 55種類の高品位エフェクト
- 新設計のサウンドエンジン搭載
- MixページとEditページの搭載
動作環境
- OS:Windows 7以降、MacOS 10.7以降(ともに64bit必須)
- CPU:インテル®コア™ 2 Duoプロセッサ以上
- メモリ:4 GB以上(8GB以上が推奨)
- 空き容量:34GB以上の空きドライブ
- プラグイン:VST2および3、AU、AAX
リリース情報
最後にSampleTank 3のリリース情報をお伝えしておきます。
2014年7月24日よりIK Multimediaのホームページよりダウンロード販売が開始されています。
⇒IK Multimediaのホームページへパッケージ版は8月下旬~9月に販売を予定されているようです。
9月30日までは発売記念価格となっており、通常価格で買うよりも安く手に入ります。すでに
予約を開始しているショップもあるので、少しでも安く・早く手に入れたい場合は予約するのが一番でしょう。
SampleTank 3
Amazon
楽天市場
Yahoo!ショッピング
サウンドハウス
最後まで記事を読んで下さってありがとうございました!
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