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INTERNETのSSW後継にあたる新DAW『ABILITY』の機能と魅力に迫る!

INTERNET社からリリースされている国産DAWSinger Song Writer』が、機能も名前も新たに『ABILITY』としてバージョンアップしました。

SSWと言えば、DTM初心者でも分かりやすいインターフェイスと使いやすさがウリのDAWでした。
かく言う筆者もSSWからDTMの世界に入ったので、非常に縁の深いDAWなのです。

そこで今回は、2014年6月19日より発売となった最新の国産DAW、『ABILITY』の持つ機能と、その魅力について紹介したいと思います。

ABILITY
※INTERNET社ABILITYイメージ

音楽制作ソフトウェア ABILITY とは?

ABILITYとは、INTERNET社が開発したSinger Song Writer10 の後継にあたる国産のDAWのことです。
オーディオとMIDIをシームレスに扱い、楽曲制作をはじめ、アレンジやレコーディング、Mixからマスタリング、そして楽譜制作からCD制作まで行える音楽制作ソフトウェアとなっています。

ABILITY ウィンドウ

このABILITYを開発したINTERNET社と言えば、Singer Song Writer以外にもVOCALOID Libraryとして、めぐっぽいど(GUMI)がくっぽいどLilyCULkokone等のボカロ製品も多くリリースしている会社としても有名ですよね。

そんなINTERNET社が制作したDAWなので、ボカロとの連携もバッチリ。
ReWireという機能を使ってVOCALOID Editorと同期して楽曲制作を行えるのもABILITYの嬉しいポイントのひとつと言えるのではないでしょうか。

このABILITYを一言で表すなら、『DTM初心者から上級者まで使えるDAW』と言えると思います。

もともと、Singer Song WriterがMIDI打ち込みに非常に強いソフトウェアとして進化を遂げてきた経緯もあり、楽器の演奏が苦手な人にも手に取りやすく、DTMの入門DAWとしては最適でした。

初心者に優しいということは、上級者には物足りないのか…と思う方がいるかもしれませんが、どうやらそうでも無い様です。

今回発表されたABILITYには、更に高音質化や使い勝手の向上など色々と改良が加えられているようです。

それでは具体的にABILITYがどのようなDAWに仕上がっているのか見ていきましょう。


ABILITYの機能紹介

ABILITYには、快適に音楽制作する為の機能がたくさん盛り込まれています。
ユーザーインターフェイスの改良や、内部処理のブラッシュアップ安定したオーディオ&MIDIエンジンを搭載するなど、今回のバージョンアップでは更に性能に磨きがかかったようです。

オーディオエンジンの強化

オーディオエンジン
※ABILITYのインターフェイス

まず注目したいのがオーディオエンジンです。

64ビット浮動小数点モードで、非常にクリアな音質を扱えるAUDIOエンジンを搭載しています。
最大24bit/192kHzまでのオーディオフォーマットにも対応するので、レコーディング機能としてもかなり優秀な部類に入ると言えるでしょう。

レコーディング時には8つまでのエフェクトをかけた状態での録音も可能であり、複数テイクからベストな部分を繋ぎ合わせて求めるサウンドテイクを作成することも、もちろん出来ます。

また、VSTiトラックにもフリーズ機能が搭載されたことはABILITYの大きな進歩と言えます。
VSTiトラックのフリーズ化は、僕もCUBASEでよく使う機能なので、個人的にも嬉しいですね。

ボーカルトラック等を扱う場合はボーカルエディタのハーモナイズ機能が便利です。
AUTOハーモナイズ機能で、最大4パートまでハーモナイズが出来るからです。
入力されたコードを解析して和音を作ったり、指定したインターバルでハーモナイズすることが可能となっています。

もちろん、ピッチ補正タイミング補正なども行えるので、ボーカルラインの微調整も問題なく出来るので、歌モノの楽曲制作で威力を発揮すると思います。

ハーモナイズ機能
※ハーモナイズ機能

MIDIがさらに扱いやすく

スコアエディタ
※非常に使いやすいスコアエディタ

MIDIまわりも、今まで以上に使いやすくなったようです。
旧バージョンであるSinger Song WriterはMIDIの入力に定評があり、SSWのスコアエディタを使った後は他のDAWは使えないほど入力が楽です。
僕もこの機能を使いたいがために作曲作業はSSWを利用しているぐらいです。

今回のメジャーアップデートでは、更にMIDIが扱いやすく、特にピアノロールでの打ち込みや編集が強化されました。

ピアノロールエディタ
※今回強化されたピアノロールエディタ

正直に言ってしまうと、今までのSSWのピアノロールはオマケ程度の機能しか持ち合わせていなかったのですが、ABILITYでは他のDAWと遜色のないレベルまで改良されました。

具体的には、直感的に鉛筆ツールでピアノロール上に任意の長さで入力することが出来ます。
他のDAWでは当たり前ですが、今までSSWでは音符の長さを指定して張り付ける感覚のピアノロールだったので、この部分の改良は大きいと言えるでしょう。


豊富な収録素材で作曲&アレンジ

メディアブラウザ
※メディアブラウザで素材を検索

楽器の演奏が苦手な人でも作曲できるよう、ABILITYには様々なオーディオ&MIDI素材が豊富に含まれています。

オーディオ素材は約70ジャンル、3900種類のオーディオデータを収録。
このオーディオ素材はACIDファイルと呼ばれるもので、位置の指定したコードのルートやテンポに合わせ高音質でテンポの同期&ピッチシフトしてくれる優れた機能をもつ素材なのです。

また、MIDI素材も同様に約70ジャンル、3400種類のMIDIフレーズデータが収録されています。

これらのオーディオとMIDI素材は、新しく搭載されたメディアブラウザで検索することで、欲しいフレーズを探し出すこともでき、それをドラッグ&ペーストで張り付けていくだけで、オリジナル曲を作ることが出来るようになっているのです。

さらにABILITYには、楽曲制作の強力な助っ人になるコード進行データも収録しており、その数は430種類にも及びます。
コード進行の展開に困ったときなどにも活用できるようなので、今までとは一味違ったアレンジを加える事も出来そうです。

他にも楽曲制作に役立つEZアレンジアレンジアルゴリズムC.A.Eなどの機能、コードについての知識が少ない人に助けになるスケールウィンドウ等の機能も搭載しているので、ABILITYは楽曲制作においても細やかなサポートをしてくれるようですね。


楽譜制作やCD制作が可能

楽譜制作
※楽譜制作画面

ABILITYでは音楽制作だけではなく、楽譜やCDの制作もサポートしています。
特に楽譜制作は他のDAWに比べて設定が簡単で、かつ綺麗に印刷できるのが特徴です。
作った曲を譜面に起こしてバンドメンバーと一緒に演奏したり、ピアノ用の譜面にして自分で演奏すると言った使い方が出来ます。

もちろん各種の演奏記号も入力・表記させることが出来るので、楽譜制作ソフトを用意しなくてもABILITYで完結してしまいます。
印刷するパートだけを選ぶことも出来るので、パート練習にも使えそうですね。

CD制作については、曲ごとにバラついた音量や音圧を聴きやすいレベルに揃える事も可能となっているようです。
WAV(*.wav)、MP3(*.mp3)、WMA(*.wma)といった音楽フォーマットであれば音楽CDにすることが出来るので、CDを自主制作して頒布したいと考えている人にとっては便利な機能と言えるでしょう。


その他の機能

ここで紹介した以外にも、紹介しきれないほど沢山の機能がABILITYには備わっています。
例えば、

  • ReWire接続でボーカロイドと連携
  • ASIO非対応のオーディオインターフェイスの低レイテンシー可を実現するドライバ
  • 自動メロディ生成
  • 複数ファイルを同時に開いて相互に編集可能

などがあり、どれも実用的な機能が搭載されています。

ですが、ABILITYの魅力はこれだけではないのです。
続いてバンドルされる強力なVSTプラグインエフェクトとVSTインストゥルメントを紹介しましょう。



バンドルされるVST / VSTiが強力!

vst
※Pro版にはなんとSonnoxのVSTプラグインもバンドルされる

ABILITYはもちろんプラグイン規格であるVST3に対応します。
したがって、サードパーティー製のエフェクトプラグインやソフトウェア音源を追加することが可能です。

同時使用できるVSTi(VSTインストゥルメント)はABILITYが16、ABILITY Proが64となっており、廉価版でも十分な数を扱う事が出来るようになったのも、ひとつのポイントです。

また、フラッグシップモデルであるABILITY Proには楽曲制作に非常に役立つプラグインやソフトウェア音源が豊富に付属してくるので、ABILITYを買ってすぐに本格的な音楽制作ができるのが魅力と言えるでしょう。

その中でも注目したいのが、Sonnoxエフェクトプラグインと、NATIVE INSTRUMENTSKOMPLETE ELEMENTSでしょう。

ABILITY ProにバンドルされているSonnoxプラグインは、
  • EQUALISER & FILTERS
  • Limiter
  • Reverb
  • Restration
が含まれており、どれも歪みの少ないクリアな音質で、それぞれエフェクトをかけることが出来ます。

SonnoxのプラグインはDTM界でも有名で、普通に買うと1つのプラグインで約1万円ぐらいします。
それが、バンドルされていると言うだけでもお買い得感がありますよね。

また、NATIVE INSTRUMENTS の KOMPLETE ELEMENTS は約3GB、1000種類にも及ぶハイクオリティなサウンドとGuiter Rig等のエフェクトを収録しているマルチ音源&エフェクト集です。

KOMPLETE ELEMENTS
※KOMPLETE ELEMENTSに収録されるドラム音源

このKOMPLETE ELEMENTSにはドラム音源はもちろん、ストリングスやブラス等のオーケストラ系の音色から、ギターやベースと言った定番の音色も収録。
さらにシンセやマニアックな音色もカバーしているので、これがあればスタジオクオリティの音質で曲作りが楽しめます。

また、ギターアンプシュミレーターとしても有名なGuiter Rigも含まれているので、自分のギター演奏をABILITY上でエフェクトをかけて鳴らすことも出来るので、色々な楽しみ方が出来るのです。

これらの非常にお買い得感の強いエフェクト&ソフトウェア音源はフラッグシップモデルであるABILITY Proにしか収録されていないので、SonnoxプラグインやKOMPLETE ELEMENTSが欲しい人はABILITY Proを選ぶといいのではないでしょうか。


動作環境

ABILITY パッケージ
※ABILITY パッケージ

ABILITYのリリースを期にDTMを始めたい方や、DAWの乗り換えを検討している方もいらっしゃると思いますので、動作環境をまとめておきます。
ABILITYの導入を検討している方は確認してください。

  • 対応OS:Windows Vista、7、8、8.1(共に32, 64bit)
    ※KOMPLETE ELEMENTSはWindows Vista非対応
  • CPU:Intel/AMDデュアルコアプロセッサー以上
  • メモリ:2GB以上
  • ディスプレイ解像度:1280×800ピクセル以上
  • 必要な空き容量:ABILITY Pro 16GB以上/ABILITY 3GB以上
  • 高速なインターネット回線

となっています。
また、出来る限りASIO対応のオーディオインターフェイスの用意が推奨されています。
オーディオインターフェイスをお持ちでない方は、「DTM初心者に本当におすすめのオーディオインターフェイス厳選5機種」も参照してみてください。


まとめ

今回は、圧倒的な打ち込みやすさと、DTM初心者から上級者まで幅広くサポートし、様々なアシストツールを搭載したABILITYを紹介させて頂きました。

個人的には、やはりSonnoxプラグインとKOMPLETE ELEMENTSがバンドルされたフラッグシップモデルである ABILITY Pro がおすすめです。

INTERNET社ホームページでも販売しています。
>>INTERNET ABILITY 特設販売ページへ



最後まで記事を読んで下さってありがとうございました!
少しでも、このブログを読んで下さっている皆様の役に立てればと思っております。
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